|
11月12日(木)、13日(金)に札幌医科大学で開催された北海道公衆衛生学会のシンポジウムで北澤理事長がシンポジストとして参加しました。シンポジウムのテーマは「認知症予防・認知症ケア」です。シンポジストと内容は以下の通りです。
司会 竹居田和之(十勝保健福祉事務所・所長)
北澤一利(北海道教育大学教育学部釧路校准教授) 「ふまねっと運動を利用した地域住民主体の認知症予防の利点について」 村上新二(北海道大学保健学科看護学専攻教授) 「検診による認知症の早期発見・早期治療」 内海久美子(砂川市立病院精神神経科・部長) 「認知症における地域連携の取り組み」
北澤理事長からは、ふまねっと運動の「ポピュレーション・アプローチ」(健康な高齢者を含む全ての一般高齢者が認知症になることを防ぐための取り組み〜厚生労働省「認知症予防・支援マニュアル」)としての有効性について説明がされました。 続いて、村上先生のお話では、最近注目を集める「タッチエム」という村上先生が開発した、パソコンを用いた認知機能評価法の紹介をもとに、認知症の早期発見の重要性について説明がされました。 最後に、内海先生の中空知地域における地域連携で行う認知症ケアの実態についてのお話で締めくくられました。 3人の先生ともに口をそろえて会場に伝えていたことは、認知症の高齢者は今後益々増えていくため、その対策が急務であることでした。 1年後、5年後、10年後に認知症に苦しむ高齢者や家族が増えないよう、認知症予防の為の取り組みや地域の理解、ネットワーク作りが今とても重要であると考えさせられるシンポジウムでした。 |