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【注目】ふまねっと運動を導入した市町村では、介護保険料を値下げしています。

 北海道内には、住民が主体的にふまねっと運動に取り組んでいる市町村が多くあります。北海道179市町村の8割以上にふまねっと運動が広がっています。その北海道では、令和3年に行われた介護保険料の改定で値下げをする市町村が多くみられました。その上位を占めたのは、ふまねっと運動に10年以上取り組んでいる市町村です。記事によれば、北海道全体として介護保険料の値上げ幅が縮小したことがわかりました。

 令和3年4月8日発行の『介護新聞』(株式会社北海道医療新聞社)の一面記事によりますと、北海道内の156保険者のうち、介護保険料を値下げした市町村の数は、「19保険者に倍増したのが目立つ」と報じています。つまり、北海道内の市町村の介護保険料の値上げ幅が「小さかった」ことに注目しています。

北海道介護新聞

介護保険料の値上げ額の推移
 9年前 4期から5期 647円 値上げ
 6年前 5期から6期 503円 値上げ
 3年前 6期から7期 483円 値上げ
 今 回 7期から8期  76円 値上げ
このように、北海道内の市町村の介護保険料の値上げ幅が小さくなったのは、北海道内に広がったふまねっと運動の効果なのではないでしょうか?

 ふまねっと運動の指導者である「ふまねっとサポーター」は、北海道内の80%以上の市町村で住民活動しており、過去15年間で延べ、6,800人が指導資格を取得しています。このうち、コロナ禍の現在(2021年)でも活動を継続している人は2,663人です。このふまねっとサポーターの皆さんが、北海道内の市町村でふまねっと運動に取り組んで来たことが、高齢者の自立と自由を守り、介護予防に貢献し、介護保険料の値上げ額を小さくとどめている可能性があります。

記事によれば、介護保険料を引き下げた19市町村のうち、引き下げ額がもっとも大きかった上位市町村は以下の通りです。
1位 池田町 5,500円から5,186円へ  314円値下げ
2位 弟子屈町 5,809円から5,500円へ  309円値下げ
3位 比布町 6,600円から6,300円へ  300円値下げ
3位 千歳市 4,900円から4,600円へ  300円値下げ

ここで注目すべきは、値下げ額が大きかった上位4市町村は、すべてふまねっと運動を導入して10年以上経過しているほど、ふまねっと運動がさかんな市町村であることです。これらの市町村では、高い高齢化率が目立ちます。池田町(高齢化率42.8%)、弟子屈町(同40.0%)、比布町(同41.4%)。しかし、これらの市町村の高齢者の皆さんは、ふまねっとサポーターという指導者になって、10年以上地域の健康づくりに貢献しているのです。このふまねっとサポーターの皆さんが、今回のニュースを聞けば、「それは自分達の手柄だ!」と胸をはるでしょう。
 ふまねっと運動は、高齢者が手柄を立てるチャンスを提供します。これは、今後の高齢化社会をさらによい社会にするすぐれた方法です。ふまねっと運動は、高齢者に成長のよろこびを提供することができるプログラムです。どうやったら、これらの市町村のように介護保険料を下げることができるのか?さらに詳しい情報は、『ふまねっと運動のすすめ』(北澤一利著、寿郎社、2021年)をご覧下さい。
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池田町のふまねっとサポーターが内閣府から社会参加章を受賞しました。

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