1. HOME
  2. 事業目的
  3. 施設で取りくみたい
  4. 運動機能向上と交流を同時にかなえる声

施設で取りくみたい

施設で取りくみたい

運動機能向上と交流を同時にかなえる声

愛の家GH帯広西11条
(北海道帯広市)
大野美希さん
 運動機能、認知機能の両方に働きかけるという点に惹かれ、ふまねっと運動を導入しました。歩行運動に前向きではなかった利用者様も、ふまねっと運動を通して他の利用者様と交流ができ、徐々に明るい表情を見せて下さるようになりました。
 私たちふまねっとインストラクターにとっても、他のユニットのご利用者様やスタッフとの交流になっています。ご利用者様の歩行状態や日々気をつけなければならない事がわかったり、スタッフ同士での会話が増えたり、とても働きやすい環境になりました。
 運動機能や認知機能のために導入されたふまねっと運動ですが、それだけでなく、スタッフが働きやすい環境づくりや、ご利用者様の活き活きとした生活のためにも、なくてはならないものになっていると思います。
芦別慈恵園
(北海道芦別市)
平本郁也さん
 慈恵園の各施設でふまねっと運動を実施しており、ふまねっとは慈恵園の特色の一つとなりました。デイサービスの利用者様はふまねっとを楽しみに来られ、特養の利用者様もふまねっとを行う事で歩行が安定してきており、生活にはりが出ている様子が見られます。
 私は特養の生活相談員になった後すぐに地域の方々を対象としたふまねっと教室を担当することになりました。はじめの頃は地域の事が全く分かりませんでしたが、ふまねっと教室で地域の方と関われるようになり、現在では地域の方々から相談を受けることもあります。
 新型コロナウイルス感染対策のため教室を休んでいましたが、再開するにあたりお電話したときは、「家にいると暇だったんだ。外にも行けないし。だから再開してくれてうれしい。」など聞かれました。
 特養の利用者様、地域の方々に楽しんでいただけるように、また生活にはりを持って元気でいただけるように取り組んでいきたいと思います。
小規模多機能ほほえみ手稲
(北海道札幌市手稲区)
山村愛子さん
谷保美由紀さん
佐々木真樹さん
 ほほえみ手稲では介護予防、健康づくりを目的としてふまねっと運動を取り入れました。地域で熱心に活動されているふまねっとサポーターさんに来ていただき、毎回15名程度の利用者様とふまねっと運動をしています。利用者様は聴覚障害者で、健聴の方と違い、手拍子や歌などの音が入ってきません。手拍子、歌に合わせたステップの行い方、スタートの方法など試行錯誤しながら進めています。
 毎回1時間程度の運動ですが、参加された利用者様に喜ばれています。開始の時は足がうまく上がらず網に引っかかってしまう方も、終わりのころには足も上がり、しっかりと歩けるようになりました。
 これからも楽しみながら介護予防、健康づくりを目指して活動していきたいと思います。
ハートフル・デイサービス小島
(兵庫県加東市)
松浦千秋さん
 ハートフル・デイサービス小島では2017年から転倒予防と認知症予防に効果があるとされているふまねっとを実践してきました。利用者さんにふまねっとを半年間続けていただいた結果、笑顔で楽しまれる様子が見られただけでなく、認知機能検査の長谷川式スケールの点数がみるみるアップし、驚かずにはいられませんでした。
 利用者様からも「自然と足が上がり、夜中でもこける心配をしないで歩けるようになったわ。」「手拍子をしたり歌ったりするのが楽しい。頭も使うから物忘れも減ってしっかりしてきたような気がするわ!」と喜びの声が聞かれました。
 2018年からは地域の方を対象とした「ふまねっとカフェ小島」を立ち上げました。加東市ではふまねっとが新たな介護予防・日常生活支援総合事業として取り入れられ、ふまねっとカフェ小島はサポーターの交流の場にもなっています。
リカバリー健康教室
(愛知県名古屋市中村区)
太田光彦さん
 認知症予防や歩行を安定させるためのプログラムを探していてふまねっとを知りました。
 ふまねっとは主に集団運動の時間に行っています。曜日によって男性のみ、女性のみのグループに分かれるのですが、女性のグループは「歌いながら取り組めるから楽しい!」「童謡を歌ったりするのも久しぶり!」と楽しみながら運動されます。男性のグループは心の中で「間違えるものか!」と念じているような真剣な様子で取り組まれます。しかし順番を待つ間に手拍子をしたり応援したりするようになり、自然に場の一体感が生まれてくるのがふまねっとの良いところです。
 利用者の中にパーキンソン病の方もおられ、すくみ足でとても悩んでいました。しかしふまねっとのことはとても気に入っています。効果も良好で、「歩行が改善してしっかり歩けるようになりました。」「スムーズに歩けるからもっとやる機会を増やして欲しい。」と話され、大変喜んでおられます。
まちなかデイサービス岩見沢
(北海道岩見沢市)
余湖久智さん
 運動とレクリエーションの充実を図るため、ふまねっとの導入を決め、管理者、機能訓練指導員、生活相談員の3名がインストラクターの研修を受けました。
 ほぼ毎日ふまねっとを実施しており、歩行器や車椅子を使用している方にも介助を行いながら参加していただいています。ふまねっとを実施した翌年からは「事業所評価加算」を受けることができています。
 利用者の方で、自宅がエレベーターの無い集合住宅の3階のため、職員がおんぶして上り下りしていた90代女性の方がいます。ふまねっとに参加する度に歩幅が目に見えて大きくなりました。ある日自宅に迎えに行くと、ご家族に付き添われながら手すりにつかまって、1階まで階段を降りて来ており、笑顔で職員を迎えてくれました。大変嬉しいできごとでした。
社会福祉法人いずみ福祉会
(福島県郡山市)
渋谷忠男さん
 2016年に改正社会福祉法に合わせた新たな地域貢献事業を模索していたときに「ふまねっと」と出会いました。
 始めにふまねっとを導入した認知症予防・介護予防の健康教室「いずみ健康楽習塾」では、受講者の皆さんからは大変好評を得、TUGテストの結果も5ヶ月で平均約1秒短縮されるなど、確実に効果を見せて貰えました。
 グループホームではご利用者様13名に6ヶ月間実践した結果、直前6ヶ月に7件発生した転倒事故が1件に激減しました。デイサービスでは毎日実践しており、人気プログラムです。車椅子ご利用でふまねっと運動そのものには参加されなくとも、手拍子や歌に合わせて足踏みをされるご利用者も多く、事業所全体で楽しんでいる様子がうかがえます。特養でも週5回、楽しく実践しています。
さわやか大善寺
(福岡県久留米市)
合戸清さん
 2013年に地元西日本新聞の記事で見かけた笑顔で歩く年配者の写真に釘付けになりました。記事で紹介されていたサロンに問い合わせ、ふまねっと運動を体験させていただきました。実際にやってみて、これは運動というより脳トレで奥が深いということを確認し、導入することにしました。
 2018年現在、施設内で実施しているほか、地元公民館やコミセンでも教室を行っています。またイベントや地域の健康教室に呼ばれることもあります。コミセンで介護予防を目的に取り組んでいる「スマイルふまねっと」は20名くらいの方が参加されます。「今日はあんまり暑いからどうしようかと思ったけど来てよかった」、「楽しかった」と言って喜ばれる姿は、続けてきて良かったと思う瞬間です。
 最近では数々の脳トレが出回り、それぞれにその効果がうたわれてますが「心の底から笑いが飛び出す」ふまねっとは元気の源になるのは間違いありません。もっと磨きをかけていきたいと思います。